無期転換を同一労働条件で受け入れる場合の課題とは
平成30年4月から、無期転換権が発生し始めます。有期労働契約と同じ労働条件で受け入れる場合でも、いくつかの課題があります。どのように設計するのか、整理が必要です。
1)休職期間
有期労働契約の場合には、休職命令となった契約期間満了までとすることが多いようです。無期転換すると契約期間という概念がなくなりますので、いつまで休職が取得できるのかを設定しなくてはなりません。
2)定年
無期転換後の定年の設定がない場合があります。
3)業務内容・賃金
有期が無期になると、これまで任せなかった業務を任せることもあるかもしれません。業務内容が異なるのかどうか、賃金が変わるのかどうか、どのように設計しますか。正社員と比較してみて、どの点が異なるか整理が必要です。
4)福利厚生
慶弔休暇、慶弔見舞金などの福利厚生はどのように設計しますか。