研修医の労働者性

過去のブログで人気のあった記事をご紹介します。(元のブログは引越ししました)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2005年06月08日
6月3日、大学病院で働く研修医が「労働者」に当たるかどうかが争われた訴訟で、「労働者に当たる」とするはじめての判決をくだしました。
これまで研修医は、教育のために来ているのであって、労務の提供でないため、労働基準法や最低賃金法などは適用にならないとするのが、一般的な(特に病院側の)見方でしたが、今回の決定で法的な根拠が確立されたといえます。

病院においても、何が教育で、何が指揮命令に基づく労務の提供か、分類が必要になってきました。これまでのように、何でも「やれば覚える」といった丁稚奉公的な考えは、時代と合わないのかもしれません。